ローヤルゼリー通信

ミツバチの群れの中で唯一の選ばれた存在が女王蜂であり、一緒に産まれながらも選ばれなかった蜂は働き蜂や雄蜂となります。
働き蜂は花から集めた花粉と蜜を集めて巣に帰り、蜂蜜やローヤルゼリーを作ります。
蜂蜜もローヤルゼリーも同じ働き蜂から作られるものですが、その元になるものや行程が違うだけで、出来上がったものの成分にも大きく違いがあります。
蜂蜜は花蜜を胃(蜜胃)で消化し、ブドウ糖と果糖に分解し、蜂の口から巣に戻され寝かせることでできるものが蜂蜜で、透明な淡黄色で甘いという特徴のあるもので、ローヤルゼリーは花粉を腸で吸収して体内で合成し、蜂の咽頭腺から分泌されるもので乳白色のクリーム状で酸っぱく刺激臭があります。
また、ローヤルゼリーは蜜蜂が羽化してから1週間程度までの若い働き蜂だけが作ることのできる、限られた蜜蜂だけが作ることのできる特別なものです。
ハチミツはその8割近くが糖分であるのに対して、ローヤルゼリーには糖分は1割程度しかなく、その分たんぱく質やビタミン、ミネラルなどの栄養素が豊富に含まれています。
苦みのあるローヤルゼリーを食べやすく蜂蜜などまぜてしまうと、ローヤルゼリーに含まれていたビタミンB1が消耗されてしまうことになりますので、たとえ同じ蜜蜂が作り出したものであってもハチミツとローヤルゼリーを混ぜることはできません。
ハチミツは蜜蜂の食べ物となり、高い糖分を摂取して元気の素となっていますが、ローヤルゼリーは幼虫の頃から女王蜂だけが食べられる特別食となります。
女王蜂が蜜蜂の体長の2~3倍もの大きさになることや、1か月程度と言われる蜜蜂の寿命に対して女王蜂は4年程度生きることなどから、ローヤルゼリーが特別であることは一目瞭然です。
ローヤルゼリーは同じ蜜蜂から作られるものでありながらも全く違うものと言えます。
ローヤルゼリーとプロポリスの違いはこちらをご覧ください。